東京世界陸上、男子20km競歩で起きた悲劇
9月20日に行われた陸上世界選手権東京大会第8日、国立競技場発着コースの男子20km競歩で優勝したブラジルのカイオ・ボンフィム選手。
ボンフィム選手はなんとレース途中で結婚指輪を落としてしまったのです。
紛失したのはどこ?
ボンフィム選手によると、紛失に気付いたのは3km付近だそう。
男子20km競歩は国立競技場をスタートし、明治神宮外苑のイチョウ並木などを巡る1周1kmの周回コースを18周する形式。そのどこかで落とした可能性が高いと思われます。

(© WCH Tokyo 25)
ボンフィム選手から日本人へのお願い
ゴール後に妻に結婚指輪の紛失を打ち明けたというボンフィム選手。
インタビューでは「日本の人を信じる。20kmのときも35kmのときも日本人は日本以外の選手にも声援をくれた」といい、「助けてください」と頭を下げた。
指輪は見つかった?
20日午後1時50分の時点ではまだどこの交番にも指輪の拾得物は届けられていなかった。なお、この時点で大会のヘルプセンターにも紛失の情報は共有されているものの、まだ発見の情報は届いていなかったという。
また、ゴールから7時間後の表彰式に出席したボンフィム選手によると、指輪はまだ戻ってきていないそう。
ボンフィム選手は明日21日夜に帰国するため「それまでに何とか見つかってほしい。日本の人たちを信じているよ」と祈るように話したそうです。
ボンフィム選手の手元に指輪が戻り、にこやかに帰国できるといいですね。